予防接種|北浦和の内科・循環器内科なら|なまため内科ハートクリニック

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予防接種

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接種可能なワクチンについて

予防接種

乳幼児・小児の定期接種や任意接種、海外出張・旅行・留学などに伴う必要な予防接種を各種実施しております。取り寄せが必要なワクチンにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

接種可能な主なワクチン

生ワクチン

  • BCG
  • 麻疹、風疹(MR)
  • 水痘
  • ロタウイルス
  • おたふく風邪

不活性化ワクチン

  • 四種混合
  • 二種混合
  • Hib(ヒブ=インフルエンザ菌b型)ワクチン
  • 肺炎球菌
  • 日本脳炎
  • B型肝炎
  • インフルエンザ
  • 子宮頸がんワクチン

トキソイド

  • 破傷風トキソイド

予防接種を受けられない方、注意が必要な方

  • 発熱(37.5℃以上)が認められる方
  • 重篤な急性疾患を患われている方
  • ワクチンに含まれる成分(卵や抗生物質、安定剤など)に対してアレルギーがある方
  • 妊娠している方で、風疹、麻疹の予防接種を受ける予定がある方
  • 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気などで受療中の方
  • 未熟児で発育状態が悪い方
  • 予防接種後2日以内に発熱や発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状がみられた経験がある方
  • 今までにけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全と診断された方、あるいは近親者に先天性免疫不全の人がいる方

乳幼児・小児予防接種について

生後6週(推奨は2か月)から予防接種がスタートします。ワクチンを接種することで、特定の疾患から大切なお子さんを守ることができます。適切なタイミングで忘れずに接種するようにしましょう。
予防接種は、種類が多く接種間隔も複雑でスケジュールが分かりづらいかと思います。年齢ごとの一般的な予防接種について一覧を掲載しますので、こちらをご参考に予約いただければと思います。なお、2020年10月より、生ワクチンから生ワクチンというように、生ワクチンを続けて接種する場合、27日間あけるという間隔制限が設けられましたのでご注意ください。不活化ワクチンの間隔制限はありません。
接種し忘れてしまった予防接種でも、スケジュールを組み直して接種できる場合があります。予防接種のことでご不明な点や心配なことがございましたらお気軽にご相談ください。

一般的な予防接種の一覧

ワクチンには、口から飲ませる経口接種と注射による皮下接種があり、種類によって接種の方法が決まっています。また、定期接種と任意接種があり、定期接種の費用は公費でまかなわれ(一部、自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。補助内容の詳細については、市区町村などにご確認ください。

開始時期 ワクチン名 スケジュール 対象疾患の説明 注意事項
生後6週以上
(推奨は2か月)
(定期接種)
ロタウイルス
(生ワクチン)
  • 生後6週以上から開始します(生後15週未満までが望ましいです)。
  • 1価ワクチンと5価ワクチンがあります。
  • 1価ワクチン:1回目の接種後、4週以上あけて2回目を接種します。(生後24週までに接種を完了してください)
  • 5価ワクチン:1回目の接種後、4週以上それぞれあけて合計3回接種します。(生後32週までに接種を完了してください)
  • ロタウイルスは乳児の胃腸炎を起こす代表的なウイルスです。
  • 嘔吐がひどく水分がとれずに脱水を起こすと重篤な状態になります。
  • 小さなお子さんほど、入院による点滴治療が必要になります。
  • 胃腸炎関連けいれんや脳炎を合併することもあります。
  • 1価ワクチン:いずれも1回1.5mlの経口接種になります。
  • 5価ワクチン:いずれも1回2.0mlの経口接種になります。
生後2か月
(定期接種)
Hib(ヒブ=インフルエンザ菌b型)
(不活化ワクチン)
  • 生後2か月以上、7か月未満から開始します。
  • 27日以上(標準的には27~56日)あけて3回接種します(ただし、医師が必要と認めた場合は20日以上でも可)。
  • 3回接種したのちに、7か月以上13か月未満に4回目を接種して完了となります。
  • 5歳未満に全ての接種を完了してください。
  • Hib(ヒブ=インフルエンザ菌b型)による感染症を予防するワクチンです。
  • Hib(ヒブ)に感染すると中耳炎や肺炎を起こし、まれに細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎などの重症感染症を起こすことがあります。
  • 細菌性髄膜炎は命を亡くしたり後遺症が残ったりすることもある重篤な疾患です。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。
  • 2回目及び3回目は1歳未満に終了してください。
  • 開始が生後7か月の場合は、接種回数が異なりますのでご確認ください。
生後2か月
(定期接種)
小児用肺炎球菌
(不活化ワクチン)
  • 生後2か月以上から7か月未満で開始します。
  • 3回の接種はそれぞれ27日以上あけて接種します。
  • 3回接種後は、60日以上あけて(1歳以降)追加で4回目を接種し完了となります。
  • 5歳未満に全ての接種を完了してください。
  • 肺炎球菌による感染症を予防するワクチンです。
  • 肺炎球菌は乳幼児の上気道に感染すると、敗血症や肺炎、細菌性髄膜炎など重篤な感染症を起こすことがあります。
  • 中耳炎や副鼻腔炎などの気道感染症の原因となることもあります。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。
  • 2回目及び3回目は2歳未満(標準的には1歳未満)に終了してください。
  • 追加の4回目は1歳以降(標準的には1歳以降、1歳3か月未満)に行ってください。
  • 開始が生後7か月の場合は、接種回数が異なりますのでご確認ください。
生後2か月
(定期接種)
B型肝炎
(不活化ワクチン)
  • 生後2か月以上から9か月未満で開始します。
  • 1回目から27日以上あけて、2回目を接種します。
  • 3回目は、1回目から139日(20週)以上あけて接種します。
  • 1歳未満に全ての接種を完了してください。
  • B型肝炎の予防やB型肝炎ウイルス母子感染の予防を目的に行うワクチンです。
  • 乳幼児期(5歳未満)に感染すると、キャリア(ウイルスを体内に保有した状態)になる率が高くなるといわれています。
  • 将来、慢性肝炎や肝硬変、肝がんを発症する可能性があります。
  • いずれも1回0.25mlの皮下接種になります。
  • 母親が妊娠中にB型肝炎のキャリアであることが分かった場合は、母子感染予防として、出産した医療機関から接種スケジュールの指示があります。
生後3か月
(定期接種)
四種混合(DPT-IPV)
(不活化ワクチン)
  • 生後3か月から開始します。3~8週間隔で3回、3回目の約1年後(6か月後から接種可能)に4回目を接種します。
  • 7歳6か月未満に全ての接種を完了してください。
  • 四種混合とは、ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ混合を指します。
  • ジフテリアとポリオは国内での感染はほとんどありませんが過去には重症者が出ていました。
  • 百日咳は乳児では重症の咳や呼吸困難で命に関わることもあります。
  • 破傷風は怪我をした傷口から菌が入り、けいれんや麻痺をきたす死亡率の高い感染症です。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。
生後5か月
(定期接種)
BCG
(生ワクチン)
  • 生後5か月から開始します。
  • 1歳未満までに1回接種します。
  • 結核を予防するワクチンです。
  • 成人の結核は、長引く咳や発熱が現れますが、乳幼児では全身性の結核症や結核性髄膜炎、粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)を起こし、重度の後遺症を残すこともあります。
  • 管針を用いて上腕外側2か所に圧刺(経皮スタンプ)します。
生後6か月
(定期接種)
日本脳炎
(不活化ワクチン)
  • 生後6か月から開始します。
  • 1期と2期に分かれており、合計4回接種し完了となります。
  • 1期では3回接種します。
  • 1回目(1期)から6日以上(標準6日〜28日)あけて、2回目(1期)接種。
  • 3回目(1期追加)は、2回目(1期)から6か月以上(標準おおむね1年)あけて接種。
  • 4回目(2期)は、9歳以上、13歳未満に接種。
  • 1期と1期追加は、7歳6か月未満。
  • 2期は13歳未満に全ての接種を完了してください。
  • 日本脳炎は蚊が媒介するウイルスの感染で起こり、高熱・頭痛・嘔吐・意識障害やけいれんなどの症状が出現します。
  • 知覚障害や運動障害の後遺症が残ったり、命に関わったりすることもある感染症です。
  • 日本での発症はきわめて稀ですが、東南アジアなどで流行することがあります。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。ただし3歳未満は1回に0.25mlになります。
  • 1期:3歳以上、4歳未満(2回に分けて接種)。
  • 1期追加:4歳以上、5歳未満。
  • 2期:9歳以上、10歳未満。
1歳
(定期接種)
麻疹・風疹(MR)
(生ワクチン)
  • 1期と2期に分かれており、2回接種で完了となります。
  • 1期:1歳以上、2歳未満で1回接種します。
  • 2期:5歳以上、7歳未満(小学校入学前の1年間で年度内に6歳になる小児が対象となります)。
  • 7歳未満に接種を完了してください。
  • 麻疹は発熱・発疹から肺炎や脳炎などの合併症をきたす感染症で、強い感染力があります。
  • 風疹は3日はしかとも呼ばれる発熱・発疹をきたし、首や耳の後ろのリンパ節の腫れを主症状とします。
  • 妊婦が感染すると赤ちゃんが先天性風疹症候群という病気を持って生まれる危険性があるため、成人にも接種が推奨されています。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。
  • 5歳の年中児や6歳の小学1年生は2期の対象になりませんのでご注意ください。
1歳
(定期接種)
水痘(みずぼうそう)
(生ワクチン)
  • 1歳になったらすぐに1回目の接種を開始します。
  • 3か月以上(標準的には6か以上、12か月未満)あけて、2回目を接種して完了となります。
  • 3歳未満に全ての接種を完了してください。
  • みずぼうそうとも呼ばれるウイルス感染です。
  • 発熱と全身に水疱疹が多発するのが主な症状で、重症化して入院が必要になることもあります。
  • 帯状疱疹も同じウイルスが原因で発症します。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。
1歳
(任意接種)
おたふく風邪
  • 1歳から開始します。
  • 1歳と、小学校入学前の1年間での2回の接種が望ましいとされています。
  • おたふく風邪(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスによる感染で、発熱や耳下腺(耳の下にあるだ液腺)の腫れが特徴です。
  • 無菌性髄膜炎・脳炎・難聴・精巣炎など重い合併症を起こすこともあります。
  • いずれも1回0.5mlの皮下接種になります。
11歳
(定期接種)
二種混合(DT)
(不活化ワクチン)
  • 11歳から開始(標準的には11歳以上、13歳未満)します。
  • 接種は1回です。
  • 13歳未満に接種を完了してください。
  • 二種混合とは、ジフテリアと破傷風混合を指し、四種混合に追加して接種します。
  • 1回0.1mlの皮下接種になります。

予防接種当日の注意点(受けることができないケース)

  • 発熱(37.5℃以上)が認められるお子さん
  • 急性疾患にかかっているお子さん(急性かつ重症な病気で服薬されているお子さんは、予防接種後の病気の変化が想定できず、またワクチン効果に関しても定かでないことから、接種を延期するのが原則です)
  • 予防接種に含まれる成分で、強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こしたことがあるお子さん
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合

当日ご持参いただくもの

  • 診察券
  • 保険証
  • 医療証
  • 行政発行の予診票(定期予防接種)
  • 母子手帳(記録を残しますので、必ずご持参ください)

海外渡航前のワクチン接種(トラベラーズワクチン)

海外には日本とは異なる感染症の流行があり、事前にワクチン接種をすることでその感染を防ぐことができます。また、渡航先(国)、滞在期間、渡航目的(仕事、留学、観光など)によって接種が義務付けられているワクチンもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。海外渡航前のワクチン接種(トラベラーズワクチン)については、厚生労働省検疫(FORTH)に詳細な情報がありますのでご参照ください。
海外で感染症など予期せぬ病気にかかってしまうと、日本のように保険が適用されず、経済的な負担が大きくなります。予防接種などの可能な対策は事前に行っておくことが大切です。
当院では予防接種のほか海外赴任・留学のための健康診断や各種書類も作成いたします。
※原則として保険外診療となります。

自費診療:現在準備中です

その他のワクチン

季節性インフルエンザワクチンの予約開始時期が確定しましたらお知らせします。今しばらくお待ちください。

以下のワクチンは電話もしくは窓口での予約が必要となります。

  • 子宮頸がん(HPV/ヒトパピローマウイルス)
  • 三種混合(DPT)
  • 不活化ポリオ(自費)
  • 日本脳炎
  • 破傷風トキソイド
  • B型肝炎
  • A型肝炎
  • 成人用肺炎球菌
  • 髄膜炎菌
  • 帯状疱疹(50歳以上対象)

定期接種の期間外でも自費で接種することが可能です。